top of page

姿勢と歩行研究会について

 姿勢と歩行研究会は、「姿勢と歩行」に関する制御機構とその応用について広く情報交換し,相互の親睦を深めつつ,研究の質的向上と人のQOLの向上に寄与する事を目的とすることを趣旨に始められました。研究会は「姿勢と歩行」に関する基礎的研究,臨床的研究・応用的研究など全てを網羅した範囲について取り扱われるようにし,医学(運動神経生理学・産業医学・神経耳科学・神経内科学・整形外科学・脳神経外科学・リハビリテーション学など)・薬学・理学・人間工学・産業工学・福祉等の広い分野を互いに連絡できるような学術研究の場としてゆきます。

 研究会は,3月または4月に年1回開催されます。研究会の開催や会の動向については,本ウェブサイトによって広報してゆきます。ご質問や不明の事がありましたら事務局にご連絡ください。

代表世話人よりごあいさつ

  「姿勢と歩行研究会」は、姿勢維持や歩行運動の制御機構に関する研究者が、学際的な交流を深め、さらなる学問的発展をはかり、これを人々の生活の質の向上へと還元してゆくことを目的にしております。国際的には、ISPGR (International Society for Posture & Gait Research) という学術組織があり、その日本版 、JSPGR (Japanese Society for Posture & Gait Research:JSPGR) といえます。当研究会は、2002年2月に、森茂美教授の発案の下に、石川和夫教授(秋田大学名誉教授)と山本昌彦教授(東邦大学名誉教授)らにより結成されて以来、コロナ期(2020年,2021年)を除いては毎年、年次大会を開催しております。その間、2013年6月には、ISPGRの学術講演会(石川和夫会長、山本昌彦副会長)を2nd Joint World Congress of ISPGR and Gait and Mental Functionとして秋田市で開催し、そして昨年の2024年3月に、第20回記念大会(室伏利久会長)を姿勢歩行国際シンポジウムとして迎えることができました。


  当研究会発足以来、代表世話人を石川和夫教授が務め、2013年ISPGRを一つの区切りとして代表世話人を勇退、その後2014年春より、室伏利久教授が2代目の代表世話人を引き継ぎ、10年にわたり本研究会を発展させ、2024年に第20回記念大会を開催しました。しかしその後に急逝され、それから間もなく石川初代代表世話人も逝去され、本研究会は、偉大な功労者二人を失って深い悲しみのなかにありました。このような前を向いて大きな転換を求められる節目のときに、2024年6月より代表世話人を拝命いたしました。大変光栄でありますとともに、任の重さを感じ身の引き締まる思いでおります。本研究会の伝統をしっかり継承し、未来の大いなる発展のために力を尽したく思っております。皆様のご指導、ご鞭撻をいただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


  世話人は、神経耳科学、脳神経内科学、神経生理学、運動生理学、リハビリテーション医学、体育医学、安全工学、人間工学などの分野における歩行と姿勢研究に携わる専門家で構成されており、非常に学際的豊かな組織となっております。学術研究会は、毎年1回3月に開催されています。「姿勢と歩行」に興味をもつ多くの人々、とくに若手・中堅の研究者の方々の積極的な参加を熱望しています。
当研究会は、多領域連携や融合を理解し、専門分野を超えた新たな研究の可能性を模索しております。幅広い高度な知識の習得はもとより研究アイディアや着想のヒントを得たり、他領域との連携や協働の手がかりをつかんだり、ご自身の研究の幅を広げるチャンスの場でもあります。世代の垣根を超え、相互の親睦を深めつつ,自由闊達な討論の場を提供できるよう努力したいと思っています。そして当研究会の学術活動を我が国の医療、福祉はもとより、社会へ寄与できるよう活動を進めたく思います。 


Let’s facilitate dialogue and share results!

「姿勢と歩行研究会」代表世話人
近畿大学医学部耳鼻咽喉・頭頚部外科

山中敏彰

姿勢と歩行研究会 事務局

近畿大学医学部耳鼻咽喉・頭頚部外科

山中敏彰

bottom of page